あなたのまわりは大丈夫?「ハラスメント」にはこんなに種類があった!(前編)

2018年10月から始まった唐沢寿明さん主演のドラマ「ハラスメントゲーム」。

参考 ハラスメント、それはあなたの会社の“アキレス腱”だ!テレビ東京「ハラスメントゲーム」公式サイト

パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラ、さらにはアルハラや「ハラハラ」なるものまで・・・「何を言ってもハラスメントにされそうで、かえって仕事がしづらい!」と思っている方もいるのではないでしょうか。

かつては、「男性→女性」や「上司→部下」など、立場の強い人が弱い人に対して行うイメージのあった「ハラスメント」ですが、本来の定義は

ハラスメント(Harassment)とはいろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。
(大阪医科大学ホームページhttps://www.osaka-med.ac.jp/deps/jinji/harassment/definition.htmより)

とあり、相手を傷つけるつもりがなくても、相手を不快にさせたり傷つけたりする行為を広く指していることがわかります。

つまり、性別や立場に関係なく、だれもがハラスメントの加害者にも被害者にもなる可能性があるということです。

この記事では、どんな種類のハラスメントがあり、どんな言動や行動が問題とされるのかを見ていきましょう。

セクハラ(セクシャル・ハラスメント)

性的な言動・行動によるハラスメントです。身体を触る、恋愛や結婚・出産について執拗に聞く、容姿や身体的特徴について不快なことを言う、デートに誘う、業務に関係ないのに職場にヌードポスターや卑猥なものを掲示している、「女性だから」「男性のくせに」などの決めつけなどがあります。異性だけではなく同性に対しての言動・行動でもセクハラとなることがあります。

LGBTを含むさまざまな性的志向の人がいることも忘れないようにしましょう。

パワハラ(パワー・ハラスメント)

職務上の地位や人間関係など、職場内での優位な部分を利用したハラスメントです。暴行や罵倒・強い叱責のほか、一人だけ職場のコミュニティから切り離す、明らかにできない量やレベルの仕事をやらせる、または逆に簡単すぎる仕事しかさせないといったものがあります。優位性を利用して部署を異動させたり退職に追い込んだりすることもパワハラとなります。

モラハラ(モラル・ハラスメント)

言葉や態度によるハラスメントです。ひたすら相手を貶める、暴言を吐く、相手を認めない、平気で嘘をつく、過剰な束縛、仕事に必要な情報を与えないなどがあります。

マタハラ(マタニティ・ハラスメント)

妊娠・出産を理由としたハラスメントです。妊娠や出産をきっかけに退職を促す、「長時間労働できない人はいらない」といった言動や態度を取る、休暇を与えないといったものがあります。

日本では女性の社会進出が進んできたとはいえ、まだ「女性は家を守るもの」という考えも残っており、保育所やベビーシッターなどの資源が利用しにくいなど環境面の問題もあります。

もし、ハラスメント被害にあったら?

一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することが大切です。職場にコンプライアンス室や人事担当などで相談できそうな部署があれば相談してみましょう。「相談できるような職場ではない」という場合は、外部の相談機関や弁護士への相談をしてみる方法もあります。初回は無料で相談できるところや、複数の弁護士に同時に見積もり依頼をできるWEBサイトなどもあります。


「これはハラスメントかも・・・」と思ったら、まずは相談することが解決への第一歩です。

(後編に続く)