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ストレスとメンタルヘルス④健康管理は“義務”!いつもと違う自分に気づこう
ストレスには、身体症状のように自分で気づきやすいものと、心理的な症状のように自分では気づきにくいものがあります。
客観的にストレスを把握できるチェックツールを使い、定期的に自分のストレス状態をチェックすることも大切です。
ツールにはさまざまなものがありますが、働いている人のストレスチェックなら厚生労働省の「職業性ストレス簡易調査票」がおススメです。
「5分でできる職場のストレスチェック」という名前で、WEBサイトから簡単に診断できるツールにもなっています。
ストレスチェックはこちらからどうぞ↓
参考
5分でできる職場のストレスチェック厚生労働省
目次
「職業性ストレス簡易調査票」とは
- だれでも使用可能
- 簡単な質問に答えるだけ。5分でセルフチェックができる
- どんな業種・職種の人でも使えて信頼性が高い
- 「ストレス要因」「ストレス反応」「修飾要因」を同時にチェックできる
- 活用する際の注意点
1 だれでも使用可能
このチェックツールは、厚生労働省のホームページに公開されており、だれでも使用することができます。
2 簡単な質問に答えるだけ。5分でセルフチェックができる
質問項目は57項目。質問に対し、4つの選択肢からあてはまるものを選ぶだけ。数分で簡単に回答できます。
3 どんな業種・職種の人でも使えて信頼性が高い
業種や職種を問わずに使うことができるので、職場への導入もしやすいです。なお、職場で従業員にチェックを実施する際は、従業員の同意を得ることが必要です。
4 「ストレス要因」「ストレス反応」「修飾要因」を同時にチェックできる
非常にシンプルなツールでありながら、ストレス要因(仕事の量・質、身体的負担、対人関係、職場環境、仕事の適性度など)、ストレス反応(イライラ感、疲労、不安など)、修飾要因(上司や同僚、家族などからのサポート、仕事や生活の満足度など)の3つの軸から同時に評価できます。
結果は、チャートとコメントで見れるほか、印刷やPDF保存もできます。
5 活用する際の注意点
以上のように、「職業性ストレス簡易調査票」は使い勝手の良いツールですが、注意点もあります。
- あくまで「職業性」のストレスチェックツールなので、家庭生活などの仕事以外のストレス要因については測定できない
- 回答者の性格・パーソナリティは考慮されない
- チェック時点のストレス状況しか把握できないので、実施のタイミングに結果が左右される
- 調査結果が常に正確とは限らない
- 精神疾患を診断するものではない
あくまで自分の状態を把握するめやすや参考資料として利用し、結果に心配なことがあるときは、相談機関などに相談してみましょう。
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