日本では、うつ病などのメンタルヘルス不調や、それに伴う休職・退職、自殺の増加が大きな社会問題になっています。
しかし、その一方で、
「うつ病は甘えだ、迷惑だ」
「忍耐強さが足りないんだ」
「性格や仕事の仕方に問題があるからなるんだ」
といった根性論による決めつけや誤解がなくならないのは、なぜでしょうか。
うつ病とはどういう病気なのか、まわりの人がかかったらどう接したらいいのかといったことについて、正しい知識がないことが原因のひとつだと思われます。
今回は、うつを体験した人のエピソードや、治療や対応の基礎知識が身につく本をご紹介します。
すべて漫画なので、難しい本が苦手な人でも読みやすいと思います。
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由 (汐街コナ)
その仕事、自分の命より大切ですか?
「これ、まんま私のことだ。」「この漫画は命の恩人です。ありがとう。」「涙が自然と流れてきて止まりません。」
とTwitterで30万リツイート! この漫画で助けられた人続出!
NHK、毎日新聞、産経新聞、ハフィントンポストでも紹介された 話題騒然の過労死マンガを書籍化しました。
作者の汐街コナさんの2016年10月のTwitterによるツイートが大反響。
心の視野が狭まってしまうことを心理学用語でトンネリングと言います。
「しんどいけど休めない」「自殺したらラクになれるかも・・」というトンネリングの様子がリアルに描かれています。
「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 1/2
むかーしの体験談と、そのとき思ったこと。よければ拡散してください。 pic.twitter.com/tImNNIOG56
— しお(汐街コナ)@マイナビニュース連載中 (@sodium) 2016年10月25日
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち(田中圭一)
著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。
うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!
著者の田中圭一さん自身の経験のほか、大槻ケンヂさんや一色伸幸さんなど著名な方々も含め、複数の方のうつヌケエピソードが描かれています。
私はこの漫画を読んで、気温や気圧の変化により体調が悪化する「天気痛」について知ることができました。
原因不明だと思っていた激しい頭痛や吐き気、それに伴うメンタルヘルス不調が、気圧の変化によるものとわかって安心しました。
Huluで実写ドラマ化もされています。
マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編(ゆうきゆう)
精神科医ゆうきゆう先生の「マンガで分かる心療内科」シリーズの1冊です。
ギャグがかなり多めですが(笑)、内容はとてもためになり、分かりやすいです。
「うつを癒す話の聞き方」というタイトルですが、うつの人に限らず、どんな人が相手のときにも使えるスキルだと思います。
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