生活保護の基礎知識⑤”収入”とは?すべて申告しないと不正受給になる?

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生活保護の基礎知識④申請が却下されるのはどんなとき?

生活保護を受けるときは、収入はすべて申告しないといけない?

生活保護は、収入が最低生活費を下回るときに、足りない分を支給する制度です。
生活保護の基礎知識①生活保護ってどんな制度?

福祉事務所は、保護を受けている(または受けようとしている)世帯の収入を把握し、就労収入や年金などをもらっている場合は、その金額を最低生活費から差し引いた金額を生活保護費として支給します。
ほかに収入があるにも関わらず申告が漏れてしまうと、収入+生活保護費の合計額が最低生活費を上回ってしまいます。
そして、上回った分は福祉事務所に返還しなければなりません。

それを防ぐために、生活保護を受けようとするとき(申請時)と受けているときは、収入の内容と金額を正しく申告する必要があります。

収入にあたるものは?

以下のものが”収入”にあたります。

  1. 就労による収入(基本給、残業代、諸手当など)
  2. 農業自営業の収入
  3. 臨時アルバイトや不安定就労による収入(月額15,000円を超えるもの
  4. 年金失業保険などの公的制度による給付
  5. 仕送り・贈与・財産収入
  6. 不動産または動産の処分による収入、保険金などの臨時収入

必要経費はどうなる?

収入を得るためにかかる経費を必要経費といいます。
たとえば、就労収入を得るには通勤費や労働組合費、社会保険料や所得税などを支払わなければなりません。
これらの必要経費は、収入には含みません。

出産祝いや就職祝いは収入になる?

出産、就職、結婚などのお祝い金、葬儀の際の香典などは、収入として扱いません。

仕送り代わりにお米や野菜をもらっている場合は?

生活保護制度では、お金の代わりにお米や野菜などをもらっている場合、それを金銭に換算した額を収入として認定することとしています。
衣食住をまかなうために生活保護費が支給されているので、食費代わりに食料を送ってもらえる人は、収入としてその分を引くのが公平な扱いだということかと思われます。

収入を申告する方法は?

生活保護を申請するときのほか、受給後も毎月収入申告書を記入し、福祉事務所に提出します。
申告がもれていると後で返還しないといけなくなってしまうので、「これも収入にあたるのかな・・?」と迷うことがあれば、ケースワーカーに確認しながら記入するようにしたほうが良いでしょう。