職業訓練体験記①ハローワークへ申し込む

転職活動をしているときに、ハローワークの職業訓練を受けました。

それまでも民間の転職サイトなどを使って転職活動をしていたのに、なぜ職業訓練に申し込もうと思ったのか。

今回は、申し込むまでのことを書こうと思います。

失業中は、失業保険をもらいながら仕事を探す

失業中の生活費を出してくれる制度には、雇用保険こようほけんの基本手当があります。

いわゆる失業保険しつぎょうほけんと呼ばれるものです。

働けない、家賃が払えない…困ったときに使える制度③雇用保険の基本手当

もらえる金額や日数は、年齢や前の会社で働いていた期間によって変わります。

いくらもらえる?失業保険~基本手当の支給額を自動計算~

失業保険は早期就職を応援するための制度なので、もらっている間はきちんと就職活動をし、ハローワークに報告しなければなりません。

決められた期間内に一定の回数以上の就職活動をしないと、手当がもらえなくなることもあります。

職業訓練も”就職活動”に入る

ハローワークに報告する就職活動には、企業の面接や書類選考に行くといった活動のほか、ハローワークのセミナーへの参加や職業訓練なども認められます。

働けない、家賃が払えない…困ったときに使える制度⑦公共職業訓練と技能習得手当

さらに職業訓練を受けた場合、前の会社を自主退職して基本手当の給付制限がかかっている場合でも制限が解除されたり、
基本手当のもらえる日数が過ぎた後も、訓練が終わるまで給付が延長されるといったメリットもあります。

お金の心配をせず、じっくりキャリアアップや転職活動に集中できるのは、助かるなあと感じました。

ハローワークの職業訓練に行くと、失業保険を早くもらえる?

応募できる求人の幅が広がるかも

私が申し込んだ職業訓練は、事務・経理を学べる3ヶ月のコースです。

日商簿記の3級と2級の範囲を学べるほか、経理や労務の実務やパソコンの演習もありました。

私はそれまでも事務の仕事をしていましたが、簿記の資格もなければ経理や総務の担当をしたこともありませんでした。

その状態で応募できる求人を探すと、「資格不要」「未経験歓迎」といったものしか選べません。

そもそも事務職は、人気が高い上にパートや派遣社員が活躍しているポジションでもあり、かなりのせまき門です。

営業職や企画職などに比べると給料も低く、正社員でも月給は20万円を切るところからスタートするものがほとんどです。

その中で就職をつかみ取るには、少しでも自分の価値を上げて応募できる求人の幅を広げ、経験者とも戦える状態にする必要がありました。

就労への意欲と訓練の必要性をアピールする

以前も書きましたが、職業訓練は誰でも受けられるわけではありません。

申し込む際は、早期就労への意欲と訓練の必要性をアピールすることが大切です。

働けない、家賃が払えない…困ったときに使える制度⑦公共職業訓練と技能習得手当

職業訓練に申し込むときのアピールポイント

  1. 求職活動をしているが、今のままだとなかなか就職に結びつかない
  2. どんな求人に応募したいのかを明確に
  3. それまでの職歴や自分の強み、価値観を踏まえたキャリアプランを描けている

1.求職活動をしているが、今のままだとなかなか就職に結びつかない


すでに経理や総務の仕事の経験がある人や、すぐに就職に結びつく能力や実績のある人は、わざわざ訓練を受ける必要がないため、受講できる可能性は低いと思います。
訓練を受けることで、今うまくいっていない転職活動がよりスムーズにできることを伝えることが大切です。

「自分でも転職活動をしてきたけど、希望に合う求人が限られているし、面接を受けても採用されない」
「経理や総務を担当してきた経験者に比べると、劣ってしまう」

といったことを応募の際の面談では話しました。

2.どんな求人に応募したいのかを明確に


私の行ったハローワークでは、応募したいものに近い条件の求人情報を何枚かプリントアウトしてくるよう言われました。

「経理または総務事務」
「職場が~市内」
「給料が前の仕事と同じかそれ以上」
「未経験でもOKだけど、簿記3級以上の資格があったほうが望ましい」

といった条件で、ハローワークの端末で検索し、プリントアウトして職員の人に見せました。

そのときはまだ簿記の資格を持っていないので、それらの求人に応募することすらできません。

でも、訓練を受ければ簿記を取れるくらいの知識が身につくので、こういった求人も候補に入れることができます。

3.それまでの職歴や自分の強み、価値観を踏まえたキャリアプランを描けている


キャリアプランについては、職業訓練が始まってからも考える機会があったのでまた書きますが、これが最も大切だと思いました。

というのも、“これから先”のことは自分でも考えていましたが、“過去に積み重ねてきたこと”を振り返る時間はほとんど取っていなかったからです。

しかし、「これから先に思い描いていることを実現できるか」どうかを判断するには、「これまで何をやってきたか」を振り返ることが大きなポイントになります。

私の場合は事務→事務の転職を目指していたので、そこまで大きなキャリア転換ではありませんでしたが、
中には接客や企画など別の職種からの転職を目指す人もいるでしょう。

すると、「なぜ接客をやめて事務を目指すの?」「自分の性格や仕事への姿勢は、本当に事務に向いているの?」といったことを考えなければいけません。

せっかく転職できても、向いていない仕事に就いてしまうとまた辞めてしまうでしょう。

なので、「自分の適性を理解し、この職種なら転職後も長く働けると考えています」ということも面談では伝えるようにしました。

(続く)