日商簿記2級合格に挑戦②

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日商簿記2級合格に挑戦①

2度目の挑戦は、転職直後

2月に初めて受けた日商簿記検定では、3級のみ合格。

同時に受けた2級は、不合格に終わった。

次の検定日は、6月上旬。3か月ほど勉強期間がある。

しかし、私の場合は4月から新しい職場に入ることが決まっていた。

そのため、新しい仕事と検定の勉強を両立できるかが2回目の受検の課題となった。

平日も休日も、勉強は1日2時間以内

幸い、転職先は職場内の雰囲気がよくて働きやすく、残業もなくて生活のリズムを崩さずに済んだ。

ほぼ毎日、帰宅して夕飯を済ませた後の1~2時間を、勉強タイムとして確保できた。

1回目の受検のときから心がけていたことがある。

それは、家での勉強時間は長くても1日2時間以内にすることだ。

「勉強は、長くやればやるほど身につく」という考えもあるだろう。

私もかつてそう思っていた時期があった。

学生のとき、試験前は夜中の3時とか4時とかまで起きていた。

体力と気力の限界まで勉強し、ちょっとだけ机の上に突っ伏して休憩したつもりが、気づいたら布団の中にいて朝を迎えていた、なんてこともあった。

社会人になってもその習性は治らず、毎日“疲れるまで”働くのがあたりまえになっていた。

動ける時間のほとんどすべてを仕事に費やすと、食事や睡眠やリラックスのための時間は最小限になってしまう。

いつも疲れが取れず、食事も偏り、頭と心は常に仕事のことでいっぱいになっている日々だった。

残念ながら、それだけ仕事に全力を傾けても、パフォーマンスは上がらない。

だから、職業訓練への参加と転職をきっかけに、時間に対する意識を徹底的に変えた。

勉強時間は、最大限ではなく最小限。

平日はもちろん、休日も勉強は1日2時間以内と決め、ほかの時間は家事や趣味、リラックスにあてた。

すきま時間にテキストを流し読み、家では問題を解く

時間を決めて勉強に取り組むと、なるべく無駄なく効率よい方法を考えるようになる。

私の場合は、“テキストを読む(見返す)時間”と”問題を解く時間”を分ける方法が合っていた。

まず朝~昼間。通勤時間や昼休みの残り時間など、すきま時間を利用してテキストにざっと目を通す。

ノートは一切取らず、問題も解かず、ただ読むことに集中する。

そして夜。家でテキストや過去問に取り組む。

昼間に読んだことが本当に定着しているかどうか、実際に問題を解くことで確認していく。

もしこれらを同時進行で、テキストを読みながら途中でノートに書き写したり問題を解いたりするスタイルにしてしまうと、手を動かした分だけ“覚えたつもり”になってしまう。

「読んで覚える時間」と「解く時間」を分けることで、短い時間でも集中できると感じた。

本番直前の2週間は過去問を繰り返し解く

ひととおりテキストの範囲を終えたら、本番直前の2週間はひたすら過去問に挑戦した。

簿記2級は、大問が5つで制限時間は2時間。

傾向として、仕分け(第1問)と工業簿記(第4問・第5問)は比較的簡単な問題であることが多く、時間もかからない。

そして第3問は、難易度が高く時間もかかる傾向にある。

なので、私はいつも 第1問→第4問→第5問→第2問→第3問 の順で解いている。

試験直前の期間は、(1)第1・4・5問を解く日 と (2)第2・3問を解く日 を交互に繰り返し、2日で1回分の過去問を解くようにした。

毎日1回分(2時間分)の過去問を解くのは大変だけど、半分ずつやれば1時間で解き終わり、復習する時間も取れる。

負担にならないようスケジュールを組むのが大切だと思う。

1度目の失敗を活かして、ついに合格!

そして迎えた6月の本番。

前回(2月)に受けたときに、失敗したなと思ったことが2つあった。

まず、最後に見直す時間を取れなかったこと。

私はこのときも第1→4→5→2→3問の順で解いていたのだけど、

最後に取りかかった第3問が難しすぎて時間がなくなり、ほかの問題の見直しができなかったのだ。

もし見直していたら、計算ミスに気付くことができ、直して点数を上げることができたかもしれない。

次に、計算過程をこまめにメモしなかったこと。

簿記検定では、問題用紙と解答用紙のほかに”計算用紙”という白紙が配られる。

そこに計算の過程を書いておくのだが、焦ると過程をひとつひとつ書き残す時間が惜しくなり、「最終的な答えだけ出ればいいや」と端折った結果、乱雑なメモができあがる。

メモの残し方がいい加減だと、後で見たときにどうやって答えにたどり着いたかがわかりにくくなり、解答の書き間違いにつながりやすくなるし、見直しにも時間がかかる。

面倒でも計算用紙は丁寧に書いておくと、ミスの防止になるし見直しも楽になる。

6月の受検では、このときの失敗を活かして丁寧に計算用紙を作りながら取り組み、見直しの時間も確保できた。

おかげで致命的なミスをすることはなく、合格点を取ることができた。

合格発表の日にホームページで点数を確認したときは、「1回目で落ちたときにあきらめずに、もう一度受検をしてよかった」と思った。

「たかが検定ひとつじゃないか」と思われそうだけど、転職したてで新しい職場や仕事に慣れなければならない中で生活スタイルも見直して変えていけたし、勉強に取り組む姿勢や集中力は仕事にも生かせそうだと学んだ。

2回の簿記検定受検を通して、合格以外にも得られたものがたくさんあったと、振り返ってみて思う。