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求人票の基礎知識~固定残業代とは?
求人情報にはどんなことが書いてある?
仕事を探すとき、どんなところで情報を探しますか?
・ハローワークへ行って求人票を見る
・インターネットで検索する
・転職サイトに登録する
・駅などに置いてある求人誌・フリーペーパーを見る
・お店などで「アルバイト募集」のチラシを見る
などの方法があると思います。
ハローワークや人材会社が人材を募集するときは、法律(職業安定法)により、記載しなければならない項目が決まっています。
求人に必ず示さなければならない項目
ハローワークや人材会社が人材を募集するときに、必ず記載しなければならない項目には、以下のものがあります。
1.業務の内容
どんな仕事をするのか。
2.労働契約期間
いつからいつまで契約できるのか。更新はあるのか。
3.就業場所
どこで働くのか。
4.就業時刻、残業、休憩時間、休日
何時から何時まで働くのか。残業はどのくらいあるのか。休憩はどのくらいあるのか。休日は何日あるのか。

5.賃金
賃金はいくらか。月給・日給・時給のどれか。毎月何日に支払われるか。交通費は支払われるか。
6.社会保険の有無
健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険には入れるのか。
求人サイトや求人誌には法律の定めがないため、必ずしもこれらのすべてが記載されているとは限りません。
しかし、後でトラブルにならないよう、求人に書いてなくても応募するときにこれらの項目について確認したり、契約するときにこれらの内容を書いた書面をもらったりしておくと良いでしょう。
求人に記載してはいけない内容
逆に、求人に記載してはならない項目もあります。性別や年齢などを特定の人に限定して募集するなどです。
1.性別に関すること
「男性を募集します」「女性歓迎」など、募集をどちらかの性別に限定するような記載はできません(一部例外もあります)。
2.年齢に関すること
性別と同様に、年齢に関しても「30代以下の人」といった限定をして募集することはできません(これも一部例外があります)。
これはあくまで「募集のときに書いてはいけない」というだけで、実際は職場の中で性別や年齢にかたよりのあることが少なくないでしょう。
求人票には、その事業所で働いている人の人数や男女構成が書いてあることもあります。応募のときにその情報を参考にしたり、面接で職場の男女・年齢構成を聞いて確認したりするのも良いかもしれません。