社会人大学生になる①放送大学を選んだ理由

「大学院に入りたい」を行動に移すことに

この10月から放送大学に入った。

社会人になって10年以上。いろいろなところで働いたりボランティアしたりしていくうちに、

「もっと勉強して、専門的な知識を身につけたい」

「ただ事務的に業務をこなすだけじゃなくて、調査とか分析とかもしてみたい」

「広く社会や人間の仕組みを知りたい」

という思いが強くなっていくのに気づいた。

それなら大学院を目指してみようかな、と行動を始めたのが1年ほど前。

分野は、もっとも興味のある心理学にしようと決めた。

(一口に「心理学」といっても、その中でさらに細かくさまざまな種類の分野に分かれるのだが、大学院に入るにはひととおり勉強しておかないといけないので「心理学全般」を学ぶことにした)

ネットで情報を集めたり、夜間コースのある大学院の説明会に行ってみたり。

とりあえず試験に受からなければ入れないので、受験勉強のため〇会の通信講座も始めてみた。

通信講座の教材は、心理学の専門科目英語研究計画書のテキストがそれぞれ1冊。あと、専門科目と英語は添削用問題集が1冊ずつ。

必要なものがコンパクトにまとまっているので、短期間で学ぶのにちょうどいいかなあと考えて選んだ。

通信講座で力不足と気づき、計画変更

さて、こうして3ヶ月くらいかけてひととおり通信講座のテキストに取り組んでみたのだが、その結果、

「学部レベルの勉強からやり直さないと無理だ」という結論に至った。

大学院受験対策の通信教材は、良くも悪くも「受験」に的を当てた作りになっている。

つまり大学4年間しっかり心理学の基礎を学んできた人向けに作られている。

なので、テキストを開くといきなり専門用語がばんばん出てくるし、説明も少ない。

書かれていることはほぼ最小限で、「大学院を目指す人なら、基本的なことは言わなくても知ってるでしょ?これ以上詳しく知りたかったら自分で専門書や参考文献を探して読んでね」と言われている気分になるのだ。

あと、大学院を出た後の自分についてのイメージもまだ固まっていなかった。

知りたいことはたくさんあるけど、それを卒業後にどこでどう生かしていくかまでは見えていない。

大学院入試には筆記や面接のほかに研究計画書も必要だ。研究計画書とは、自分が知りたいテーマを決めてそれをどんな方法やスケジュールで研究するかを具体的に書くもの。これを作るには、学部レベルの知識をひととおり身につけて、そのうえでさらに「このテーマについてもっと突き詰めたい」というのを決めて、それを実現できる研究方法を選んで計画に落とし込んでいかなければならない。

これができるレベルに達するには、やはりまずはひととおり基礎から学んで、先行研究や研究方法について知らないといけない。

当時の自分は、とてもすぐに研究計画書が作れるほどの知識も計画力もなかった。

完全にスタート地点をまちがえた。無謀だった。

放送大学を選んだ理由

というわけで、まずは大学院はいったん置いておいて、学部レベルの勉強をやり直すことにした。

働きながら勉強しないといけないので、条件は通信制か夜間通えるところが条件。

そこで選んだのが、放送大学

ほかにも通信制や夜間クラスのある大学はあったが、放送大学は以下の点が魅力だった。

1.入学試験なしで入れる

 放送大学は、年齢要件さえ満たせば誰でも入学ができる。ほかの大学のように、定員があって試験があって・・・となると、入る前にまず勉強しないといけないため、入試なしで入れる放送大学はハードルが低くなるのがうれしい。

2.学費が安い

放送大学の授業料は、1単位5,500円。1科目は通常2単位なので、1科目11,000円(テキスト代込み)。45分15回1セットの授業をこの料金で学べるのは安いと思う。

3.全国に学習センターがある

通信制大学というと、通学せずに学べるのが最大の魅力だが、単位認定試験や手続きなどでキャンパスへ行かないといけないこともある。

そのときにあまりにキャンパスが遠いと、時間もお金もかかって負担になる。

新幹線や飛行機で試験を受けに行って、台風や大雪に見舞われ大幅に遅れでもしたら、試験どころではなくなるし疲れてしまうだろう。

その点、放送大学は各都道府県に学習センターがあるので、普段仕事へ行くのと同じくらいの時間で行くことができる。

4.選科生なら1科目から学べる

大学といえば4年ほど通い、専門科目のほかに一般教養も学ぶというイメージだろう。

放送大学は4年で大学卒業を目指す全科履修生のほかにも、半年間限定で学ぶ科目履修生や、1年間限定で学ぶ選科履修生というコースもある。

私の場合、大卒資格取得が目的ではないし、学びたい科目も限られているので、1年間限定の選科履修生を選んだ。

そしてこの10月、2019年度第2学期から学生生活が始まった。

(続く)