初めての面接授業~2日で4つのレポートは書けるのか~

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12月に初めて放送大学の面接授業を受けてきた。

科目は「心理学実験3」で、土日2日間連続で開講される。

今年の10月に放送大学の選科履修生として入学した。入学当初は、今学期は実験の授業は取らないつもりだった。授業のシラバスを読むと、「この授業を受講するにあたっては、放送大学または他大学において心理学の講義を受講し、4単位程度を修得済みであることが望ましい」と書いてあったからだ。


↑面接授業のシラバスより

私はまだ1単位も取得していないので、面接授業はすべて次の学期にしようかと考えていた。

しかし、追加登録期間になって再度放送大学のホームページを見てみると、まだ受講枠に空きがあることがわかった。この頃には放送授業の受講がほとんど終わっていたこともあり、後から登録した。

社会人大学生になる④面接授業に追加登録する

面接授業「心理学実験3」の内容は?

心理学実験の面接授業には、「心理学実験1」「心理学実験2」「心理学実験3」というふうに、番号の付いた科目がいくつかある。講義や実験の内容は科目によって異なるが、この番号順に受ける必要はなく、どの番号の科目から始めても良いそうだ。


↑面接授業のシラバスより

私が受けた「心理学実験3」の授業では、2日間で4つの実験をし、それぞれについてレポートを書き提出する。

シラバスに第1回~第8回とあるのは、90分の講義が4回×2日間あるという意味だ。この2日間すべての講義に参加しレポートを提出すると、1単位取得できる。

授業テーマを見ると、「触2点閾」「SD法」「ストループ効果」といった専門用語が並ぶ。「ついていけるかな」と不安になり、慌ててテキストを読み返してみたりした。

しかし、いざ授業に出てみると、実験前にレジュメやスライドを使った丁寧な説明があり、予備知識がそんなになくても理解できた。

心理学の”実験”ってどうやるの?

受講生は20人くらいだった。

心理学実験では、受講生がグループになり、4つの実験において実験者(実験の手順を説明して実施する人)、記録者(実験の記録を取る人)、被験者(実験に参加する人)のすべての役割を経験する。

そして、すべてのグループ(ひとつのグループは2~5人)の結果を発表し、データの平均値や標準偏差(ばらつき)を計算しレポートにまとめる。

このくらいの人数だと多すぎず少なすぎず、限られた時間の中で実験~集計~分析ができてちょうど良かったように感じた。

2日間で4つのレポートを書く

私は(社会人になる前に)大学生だった頃、レポートが大の苦手だった。いつも締切ぎりぎりになってやっと書き始め、だいたい締切前日は徹夜で(関係ないネットサーフィンなどをしながら)だらだらと何時間もかけて書いていた記憶がある。

また、「良いレポート」の書き方もわかっておらず、「たくさん文献を読んで引用したり、小難しいことや独創性のあることを書いたりするのが良い」と何となく思っていた。

だから、「レポート=何時間もかかる難しいもの」というイメージが強かった。今回の面接授業で、2日間のうちに(しかもその日の授業中に)4つもレポートを書くなんて到底無理だと思っていた。

ところが、授業に参加してみると、実験のレポートの形式はとても簡潔だった。書くことは、

1.実験日時
2.実施者
3.実験の目的
4.実験の方法
5.実験の結果
6.考察

これだけ。1~4はあらかじめ決まっていることを書くだけだから、独創性はいらない。5.の結果も、グラフを書くのに少し時間がかかる(手書きでグラフを書いたのなんて、高校生時代以来のような気がする)くらいで、書き方はほとんど決まっている。

量は、A4用紙1枚(書ききれないときは用紙を追加しても良い)。これなら1つのレポートを30分ほどで書くことができる。

実験のレポートで大切なことは、「何を目的としてどのような方法を使い、どんな結果が出たのか。そこから何が言えるのか。読んだ人にわかるように、ほかの人が同じことをやろうとしたときにきちんと再現できるように書く」ことだとわかった。

「考察」はほかの人の書いたことから学ぶ

6.の考察だけは、自分の知識や思考、発見に基づいた自由な発想が必要とされる。だから、少し書くのが難しいと感じた。

「AとBでこれだけ結果が違うのはわかるけど、なぜ違うんだろう」
「この結果から、どういうことが言えるだろう」

一応用紙を埋めはしたものの、自分ひとりの考察だけでは内容が薄く、何かが足りない感じがした。

後から講師からのフィードバックを読んだり、ほかの受講生がどんなことを書いていたかを聞いたりして、「そういう見方もあるのか」と学びを深めることができた。

自分で手を動かし、考え、ほかの人の意見に触れることができるのは、面接授業ならではの体験だと思った。